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断熱性能等級で賢く家づくり・快適な住まいを実現する秘訣!

2025.04.08

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快適な住まいを実現するために、断熱性能は非常に重要です。

新築住宅を検討されている方は、断熱性能等級について理解しておくと、より理想の住まいづくりに近づけます。

今回は、断熱性能等級の基礎知識から、等級別の特徴、選び方のポイント、高断熱住宅を建てる際の注意点までを解説します。


□断熱性能等級とは何か?基礎知識から解説


*断熱性能等級の定義と等級制度


断熱性能等級とは、住宅の断熱性能の高さを7段階で評価する指標です。

国土交通省が定める「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいており、数字が大きいほど断熱性能が高いことを示します。

等級1が最も低く、等級7が最も高い断熱性能となります。

2022年4月には等級5が、同年10月には等級6と7が新設され、省エネルギー化に向けた取り組みが加速しています。


*UA値とηAC値・地域区分による違い


断熱性能等級は、UA値(外皮平均熱貫流率)とηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)という2つの数値によって決定されます。

UA値は、住宅の外皮(壁、屋根、窓など)を介して熱がどれだけ逃げるかを表し、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。

ηAC値は、太陽の日射熱がどれだけ室内に侵入するかを表し、数値が小さいほど遮熱性能が高いことを意味します。


これらの数値は、地域区分(気候条件によって1~8に区分)によって基準値が異なります。

寒冷地である地域区分1では、UA値・ηAC値の基準値が厳しく設定され、温暖地である地域区分8では緩く設定されます。


*省エネ等級との違い


省エネ等級は、断熱性能に加えて、住宅全体のエネルギー消費量も考慮した総合的な評価です。

断熱性能等級は断熱性能のみを評価するのに対し、省エネ等級は断熱性能だけでなく、窓や設備機器のエネルギー効率なども含めて評価するため、より総合的な省エネルギー性能を判断する指標となります。


*断熱等級と住宅関連制度の関係(ZEH・長期優良住宅など)


断熱性能等級は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や長期優良住宅といった、国の省エネルギー政策に関連する住宅認定制度とも密接に関係しています。

ZEHは、再生可能エネルギーの導入などによって、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロとする住宅で、断熱性能等級5以上が求められます。

長期優良住宅は、長期にわたって良好な状態を維持できる住宅で、断熱性能等級4以上(2022年10月以降は等級5以上)が求められます。

これらの制度を活用することで、補助金や税制優遇措置を受けることができます。






□断熱性能等級の選び方と高断熱住宅の注意点


*断熱等級を上げるメリットとデメリット


断熱等級を上げるメリットは、快適な室内環境の維持、ヒートショックのリスク軽減、光熱費の削減、補助金・税制優遇措置の活用などです。

一方、デメリットとしては、初期費用が高くなることが挙げられます。

しかし、長期的な視点で見れば、光熱費の削減効果によって初期費用を回収できる可能性も高く、健康面へのメリットも考慮すると、断熱等級を上げることは大きなメリットとなります。


*高断熱住宅を建てる際のポイント(通風計画・窓選び・建築会社選び)


高断熱住宅を建てる際には、通風計画、窓選び、建築会社選びが重要です。

高気密・高断熱住宅は、適切な換気計画がないと、室内の空気がよどみやすく、カビや結露の原因となる可能性があります。

そのため、計画的な換気システムの導入が不可欠です。

窓は熱の出入りが最も激しい部分であるため、高性能な断熱ガラスを採用することが重要です。

また、高断熱住宅の建築には高度な技術が必要となるため、豊富な経験と実績を持つ建築会社を選ぶことが大切です。


*補助金制度の活用方法


ZEHや長期優良住宅などの認定を受けることで、国や地方自治体から補助金を受けられる場合があります。

補助金の金額や条件は、年度や地域によって異なるため、事前に確認が必要です。

建築会社に相談することで、最適な補助金制度の活用方法についてアドバイスを受けることができます。





□まとめ


断熱性能等級は、快適な住まいを実現するための重要な指標です。

新築住宅を検討する際には、予算やライフスタイルを考慮しながら、最適な断熱性能等級を選びましょう。

高断熱住宅は初期費用が高くなりますが、長期的な視点で光熱費削減や健康面でのメリットを考慮すれば、大きなメリットがあると言えるでしょう。

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