長期優良住宅の省エネ基準が変わる!2022年10月以降の認定取得はどうなる
2024.11.11
2022年10月以降、長期優良住宅の省エネ基準が強化されました。
そこで今回は、長期優良住宅の省エネ基準に関する変更点や、認定取得のための注意点などを簡単に解説していきます。
安心して、長期優良住宅を取得するための情報をご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
□長期優良住宅の省エネ基準が強化!
2022年10月1日より、長期優良住宅の省エネ基準が強化され、ZEH基準レベルの断熱性能と一次エネルギー消費性能が求められるようになりました。
1: 具体的には、断熱性能等級が5(UA値≦0.4)、一次エネルギー消費量等級が6(BEI≦0.8)をクリアする必要があります。
これは、従来の基準である断熱性能等級4(UA値≦0.46)と比較して、大幅な性能向上を求められることを意味します。
2: ZEH基準とは、住宅の年間一次エネルギー消費量を、省エネ性能向上と再生可能エネルギーの利用によって、ほぼゼロにすることを目指す住宅のことです。
ZEH基準を満たすためには、高性能な断熱材や窓、設備を導入する必要があります。
3: 省エネ基準が強化された背景には、地球温暖化対策やエネルギー消費量の抑制という課題があります。
政府は、住宅の省エネ性能向上を促進することで、温室効果ガスの排出量削減を目指しています。
□長期優良住宅の省エネ基準変更による影響
新基準では、高性能な断熱材や窓、設備の導入が必要となります。
また、認定取得に関する注意点もいくつかあります。
1: 新基準が適用される時期は、2022年10月1日以降に建築確認申請が提出された住宅です。
そのため、すでに建築確認申請が提出されている場合は、旧基準が適用されます。
2: 長期優良住宅の認定取得には、民間申請機関への申請と、所管行政庁への申請が必要になります。
申請手続きは、余裕を持って準備を進めることが重要です。
3: 新基準の適用により、長期優良住宅の認定取得にかかる費用も増加する可能性があります。
これは、高性能な断熱材や設備の導入費用や、申請手続きにかかる費用などが上昇するためです。
4: 新基準に対応できない場合は、長期優良住宅の認定を取得できない可能性もあります。
そのため、取得を検討している方は、当社のような専門家と相談し、新基準に対応できるかどうかを確認することが重要です。
□まとめ
長期優良住宅の省エネ基準は、2022年10月1日から強化され、ZEH基準レベルの断熱性能と一次エネルギー消費性能が求められるようになりました。
これにより、取得が難しくなり、費用も高くなる可能性がありますが、高性能な住宅を実現することで、長期的に見て、光熱費の削減や快適な住環境を実現することができます。
長期優良住宅の取得を検討している方は、新基準の内容をよく理解し、当社のような専門家と相談しながら、一緒に計画を進めていきましょう。