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火災保険で雪害は補償される?5つのケースと請求方法を解説

2024.08.13

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雪害に遭った際に、火災保険でどの程度補償されるのか、不安に感じている方は多いのではないでしょうか。

特に、近年は記録的な大雪に見舞われる地域も増え、雪害への備えは重要な課題となっています。


この記事では、火災保険で雪害が補償される具体的なケースを5つ紹介し、それぞれのケースでどの程度の補償が受けられるのかを分かりやすく解説していきます。

さらに、雪害の補償金額や請求方法についても詳しく解説することで、雪害に遭った際の不安を解消し、必要な補償を理解した上で適切な保険選びができるようにサポートします。


□雪災は火災保険で補償される?


火災保険には、火災だけでなく、風災、ひょう災、雪災などの自然災害も補償対象に含まれている場合があります。

雪災は、大雪や落雪、雪崩など、雪が原因で発生する災害を指します。

火災保険で雪災が補償される主なケースは以下の5つです。


1:大雪で雨どいが歪んだ場合


大雪による雨どいの歪みは、雪災で保険会社に相談されることの多い損害です。

損害状況が分かりやすいため、多くの場合、補償の対象となります。

雨どいの修理や交換には工事が必要となるケースが多いため、工事代も含めて申請できるかどうか、保険会社に問い合わせてみましょう。


2:雪の重みで屋根が変形した場合


雪の重みで屋根が変形してしまった場合も、火災保険の補償対象となる可能性があります。

ただし、火災保険の保険対象に建物を設定しており、雪災補償が付帯している必要があります。

雪災補償は、火災保険にオプションとして追加できる場合が多いですが、加入しているだけで無条件に適用されるわけではないので注意が必要です。


3:落雪で車庫が破損した場合


積雪の重みや落雪で車庫に損害が発生した場合も、火災保険で補償される可能性があります。

車庫は建物に該当するため、火災保険で建物を補償対象に設定していれば補償を受けることができます。

ただし、車庫の大きさに限りがある場合もあります。

66平方メートル以上の車庫は火災保険の対象外となる場合があり、保険の対象に含めるには「屋外明記物件特約」をセットで付ける必要がある場合があるので注意が必要です。


4:積雪によりフェンスや外壁が壊れた場合


フェンスや外壁は、基本的には建物の付属設備に該当するため、火災保険の対象となります。

しかし、保険によっては建物外の設備は補償対象外となっている場合もあるので、必ず確認しましょう。

雪害によってフェンスや外壁が傾いた程度でも適用されるケースもあります。

雪害であることを証明するために、事前にフェンスや外壁の写真を撮影しておくことをおすすめします。


5:雪崩により建物や家財に損害が発生した場合


雪崩により建物や家財に損害が発生した場合の補償可否は、補償対象をどのように選択しているかに左右されます。

火災保険で建物と家財の両方を対象にしており、かつ雪災補償が付帯している場合は、補償対象となります。

補償対象が建物のみの場合は、家財の損害に対しては補償されない場合があるので注意が必要です。

なお、火災保険の対象は途中で変更することができます。

自宅の立地を考慮して雪崩の被害が想定されるのであれば、建物と家財の両方を補償対象に設定しておくことをおすすめします。


□雪害の補償金額と請求方法


雪害の補償金額は、火災保険の保険金額を上限とし、損害の程度によって算定されます。

具体的には、修理業者に見積もりを依頼し、その金額を参考に保険会社が補償金額を決定します。


1:補償金額の算定


雪害で建物が全壊した場合、火災保険の保険金額が全額支払われる可能性があります。

一方、屋根や外壁などの部分的な破損の場合は、修理費用に見合った金額が支払われます。


2:自己負担額


火災保険には、免責金額と呼ばれる自己負担額が設定されている場合があり、補償金額から免責金額が差し引かれた金額が支払われます。

免責金額は、保険会社や契約内容によって異なります。


3:請求方法


雪害で損害が発生した場合、以下の手順で保険会社に請求を行います。


・保険会社に損害を報告する

・修理業者を呼び、破損した建物の修理を行う

・必要な書類を準備し、保険会社に提出する


必要な書類は、保険会社によって異なりますが、一般的には、保険金請求書、事故状況説明書、修理見積もり書、被害状態の写真などが必要です。


4:保険会社の調査


保険会社は、必要に応じて、保険鑑定人を派遣し、被害状況を調査します。

調査の結果に基づいて、補償金額が確定します。


5:補償金の支払い


補償金額が確定すると、保険会社から補償金が支払われます。


□まとめ


火災保険で雪災が補償されるケースは、雨どいの歪み、屋根の変形、落雪による車庫の破損、積雪によるフェンスや外壁の損壊、雪崩による建物や家財の損害など、様々なものがあります。

雪害の補償金額は、火災保険の保険金額を上限とし、損害の程度によって算定されます。

雪災の補償を受けるためには、火災保険に雪災補償が付帯している必要があります。

雪害に備えるためには、火災保険の内容を理解し、必要な補償が受けられるようにしておくことが重要です。

また、雪害が発生した場合、迅速に保険会社に連絡し、適切な手続きを進めることが大切です。

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